akeshin2005-08-14

3時間ちょっとだけ寝て、起床。サマソニに行く準備をする。で、先日購入したグレゴリーのバッグを当日になっていじってみたのだが...。自分が思っていたベルトとちょっと違ってて、ウェストバッグ風に腰につけることが難しそう。なので、結局普段プライベートで使っているポーターのウェストバッグも身につけることに。結局、重装備風になってしまった。でもまあ、いつものアケシンの荷物の重さに比べたら軽い軽い。
海浜幕張駅到着。じりじりと照りつける日差しの下、マリンスタジアムへ向う。熱いス。

RIP SLYME
マリンスタジアム・スタンド席へ。昼を回ったくらいだが、すでに結構な人の入り。楽しいヴァイブを放ちながらも安定したライブを展開している。上半身はだかのスーさん、いい味だしてるなあ。「楽園ベイベー」など聴きたかった代表曲はばっちり聴けた。
ふと気づけば、隣のダンステントでSUGIURUMNが始まる時間。位置関係が今ひとつわからないまま、同行者と別れて、ふらふらとマリンスタジアムを後にする。

SUGIURUMN
マリンスタジアム横に設置されたダンステントではすでにSUGIURUMNが回し始めてた。SUGIURUMN観るのはめちゃくちゃ久々だったんだけど、相変わらず笑っちゃうようなヴァイブ全快で、めちゃくちゃ楽しかったね。DJとして上手いかとか、音飛ばしちゃってるよとか、そーゆーの関係ないや。わずか40分くらいでビール3杯消化。
テントの左側にいると、太陽の暑さと風の気持ちよさがほどよい感じで、すごくいい感じ。ダイヤモンド愉快な気分になってきたので踊りまくる。ビートクルセイダーズの人が1曲ポーズつきで踊って歌ってやってるとフロアも暖まってきた。すると続いて随分とハードロッキンな外人さん登場。その見た目"まんま"ぶりがこれまた笑えつつかっこいい。途中「スギウラーム!!」と絶叫したり、マイク振り回したりしてやりたい放題ですよ。で、最後は「star baby」「sweet amazing」と自分の曲を連打して終了。いやー、サマーキングは健在でしたわ。惚れ直したわ。

DEATH CAB FOR CUTIE
30分ちょっとの間にビール3杯飲んだせいか、頭がふらふらしてます。幕張メッセ内の各ステージの位置関係が全くわからず、ふらふらしてるだけで時間が過ぎていく。同行者と再合流した後、DEATH CAB FOR CUTIEを観に。なんとなくは気になっていたんだけど、そんなに自分的にグッとくる感じでもなく...(悪くはないけどね)。2曲だけ観て、マリンスタジアムへまた移動。

THE ORDINARY BOYS
PUFFY AMIYUMIとこの時間帯は悩んだんだけど、普段DJでよく自分回してるしなあ、てな訳でTHE ORDINARY BOYSを観に。メッセからの移動で時間を消費したので、すでにライブは始まってました。が、生で聴きたかった「boys will be boys」「maybe someday」辺りの代表曲はばっちり観れた。「boys will be boys」はスカテイストが増してたね。
あら、RIP SLIMEの時より人減ってるわあ、とか思いつつ、再び幕張メッセへ。慌しいこと、この上ない。

RODDY FRAME
ソニックステージに着くとすでにライブは始まっていた。まあ予測していた通り、昔からのロディ好き(と次に出演するBloc party好き)がステージ前に陣取る以外はフロアでは横になって寝ている輩もたくさんいる、そんな雰囲気。で、割と余裕でステージ前の方へ行けた。
「stray」を演奏しているところから観る。この曲が収録されているアルバム「stray」はほんとに好きなので、マジ泣きそうになる。途中、ティーンエイジのジェラルドが現れた以外は、ロディ一人がアコースティック・ギターをかき鳴らしつつ歌うシンプルなライブ構成で、淡々とステージは続く。だがしかし、魅せてくれます。容姿はかつての彼からすると、やはり老けたなあとは思ったものの、声は相変わらずの伸びやかな声で凛としていて美しい。ギターはチューニングもやけに早いし、安定感ありつつ伸びやかなあれだけの歌を歌いながらもギターも上手い。ネオアコ王子健在。さすがです。
実はロディ・フレイム名義の曲多めで進行するのかなあとか勝手に予測してたんだけど(懐メロな雰囲気になるのとか毛嫌いしそうな性格っぽいしね)、思っていた以上にaztec camera期の曲を演奏してくれた。最後は「the boy wonders」 「oblivious」そして「somewhere in my heart」と感涙の流れでライブ終了。極々シンプルな構成で、淡々とした流れながら、いい曲と素敵な声と最高のギターを満喫。しかし、生でロディが観れる日がくるとは思わなかったもんなあ。涙がキラリ☆

木村カエラ
ほんとはロディを途中で抜けて...とか疚しいこと考えていたんだけれども、ロディのライブが良すぎてそんなことはできやしないよ。
てな訳で、ロディのライブ終了後に小走りでロック・ステージへ移動してみる。ってあらあら、入場規制がかかっているよ。でもすぐに規制が緩和。ロック・ステージのサイドの方からするすると前の方に進んでいったら、あらあら最前列近くまできてしまったよ。生カエラ、目の前で動いてます。くるくる回ってます。かーわーいーいー。
だがどうにも物足らないんだよなー。なんかチャキチャキした可愛いコが大好きなロックをスカッとやってるって意味での爽快感や痛快さはあるんだけれども、それ以上でも以下でもない、っつうか。「リルラリルハ」終了後、ステージを後にする人多数。でも、自分は最後までつき合います。ラストはシングル「ハピネス」。まあまあのハピネス感を頂いてロックステージを後にする。

BLOC PARTY
よくよく考えてみたら、今日になってから、何も食べてない。体がフラフラしてきたので、食事を取ることに(もちろんアルコールも、ね)。千葉丼という、おろし味噌カツにとろろがかかっている丼物を食べてみた。うん、まあまあ。
一人でもそもそ丼物を食べてると、お笑いステージが大して面白くもないのにやかましくて仕方ない。個人的な意見としていうなら、ロックフェスに若手お笑いはいらないと思うんだけどなあ...。
で、Bloc party。このバンド、クラブとかで聴くとかっこいいなあって思うんだけど、家とかでそんなに聴く気にならないんだよね。で、見た目もなにやら一人婦女子に人気なグッド・ルッキンがいるらしいが、個人的にはどうでもよく。そんなわけで、ちらっと演奏してるのを眺めた後、ソニックステージ入口付近で、床に座って、自分で足をマッサージしていた。ライブはかなり盛り上がってたぽいけど、どうにも体を揺らしたくなるグルーヴ感が演奏から感じられないから、楽しくはならないんだよな。そんな感じ。

TEENAGE FANCLUB
で、Bloc party終了後、ソニックステージへ再入場。前の方でまったりしてたら、beepluckスタッフのアーリーがいた。今日初めて知り合いと顔合わしたな、そういえば。
で、いよいよTEENAGE FANCLUBのライブ。いきなり「Hang on」からスタート。泣かしてくれます。とはいっても、結局TEENAGEはどれも曲がいいから、どの曲から始まっても違和感はないんだけどね。
続いて新作「Man made」の一曲目「It´s all in my mind」。そして、その後も新作からの曲をバランスよく混ぜつつ、次から次へと感涙ナンバーを鳴らしてくれます。畜生!!て感じ。気づけばあっという間に10曲以上を消化。このままもっとこの音を聴いていたいなあ、と思い願ってるところでライブ終了。全く予想もつかないようなステージ展開をするわけではないけれど、きちんと聴き手が笑顔で帰れるようなライブをしてくれる彼らの在り方はとても自然で誠実で、少しくすっとさせてくれるゆとりもあって。しかしレイモンドのナンバーが生で聴くとなおさら泣けた。なんでだろう。

THE LA'S
Weezerもそれなりに観たかったけど、THE LA'Sと比較するなら、そりゃあ20歳近くの頃何度も聴き倒したTHE LA'Sかな。セットチェンジの際、会場にやけにビートの効いた曲ばかり流れてたので、彼らの音のスタイルが変わってたらヤバいな、とか「There she goes」はやっぱ最後かなあ、とか思いながら、彼らの登場の時をしばし待つ。
で、MCの兄ちゃんのノリが随分とアレなコールの後、いよいよTHE LA'Sの面々が黙々と登場。朴訥としたなんともいえない雰囲気は変わらないままの彼らに、胸がキュッとなる。そしてその胸の高鳴りをさらに増徴させるようなタイムレス・メロディがついに!! 演奏はそれなりに小気味よく安定しつつ、リーのあのなんともいえない耳をくすぐるボーカルがたまらない。するとライブ中盤に早くもあの名曲「There she goes」が!! フロアはもちろん大合唱。てかこの後、この盛り上がりキープできるの?とか一瞬不安に思ってしまったが、そんな心配はご無用だった。矢継ぎ早に次から次に鳴らされる極上のポップロックを聴き逃すことなんて、そりゃあできませんよ。結局のところ、いくら月日が流れてもいい曲は全く色あせないことを再認識させられた貴重なライブでした。

OASIS、というか花火
THE LA'Sの面々がステージを後にした後、ひょっとしてアンコールあるかも??なんて雰囲気の中、マリンスタジアムへ移動。すでにオエイシスのあの声が聴こえてないとおかしいはずなのに、マリンスタジアムはやけに静かなご様子。と、移動バスで横にいたキッズが「え、まだ(ライブ)始まってないの? 機材トラブル!?」と声を上げた。と同時にバス内がざわめき立つ。と、同時にアケシン、やや凹む。オエイシス、ラスト3,4曲聴ければいいや、と思っていたのに...。それで花火が見れれば、それでよかったのに...。
そんな自分にとっていいのかどうか何ともいいがたいハプニングに動揺しつつ、スタジアム席へ。と同時に、オエイシスのぶっとい音が鳴り出す!! ニューシングルを前半に持ってきて、後半に泣く子も黙る代表的なナンバーを連打する構成には、もはやアケシンも感服するしかございません。そしてノエルの歌う「Don't look back in anger」でのスタジアム内の大合唱!!には完敗。音に関しては正直野外だからか、スタジアム席だったからかわからないけど、物足らなさを感じたけれども、ギャラガー(弟)の立ち振る舞いや、ギャラガー(兄)の眉をしかめながらの歌う姿にはやはりタフなロック野郎の存在感みたいなのを感じずにはいられなかった。で、「My generation」で会場の興奮は冷め切れないままに終了。
と、同時にマリンスタジアム上空に次から次に花火が。そういえば今年、花火観るのはこれが最初だな。


で、総括

・フェス童貞を喪失する初めての相手としては、まあこれくらいがいいのかなあ、とかなんとか。でももうちょっと、優しくしてほしかったわあ、本音をいうと、ね。
・ロックフェスティバルというよりは、ロック動物園に出かけたみたいな印象が残りました。
・昨日イメージしていた通り、ほぼ予定を消化することができました。「消化」って言い方は、アレなんだけどね。
・知り合いとほとんど会わなかった。実際会えたのはbeepスタッフのアーリーだけで、haraxやUchio君らとも会わなかったね。
・ライブ全般としていうならば、ほぼ満足いくラインナップと実際のライブ内容であった。
・14日・東京のフェスティバル全般のクリエイティブマンさんの仕切りとしては、釈然としない部分やストレスを感じた部分はあったけど、来ていた人達のマナーのアレさ加減も目立ったから、喧嘩両成敗な気もしないわけでもない。
・まあ総合的な感想としては、アーティストらのパフォーマンスが良かったので、楽しかった部類には入るか、と。救われたな、クリエイティブマンさん。
・家帰ってからネットでいろいろ皆さんのご意見をチェックしてみましたが、自分の中で楽しかった部分が消えてなくなりそうになったので、ほどほどにしておくことにした。
・一番楽しかったパフォーマンスはSUGIURUMN
・一番良かったライブはRODDY FLAME。
・正直ある意味つらかったライブはOASIS(ライブ自体は悪くないですよ)。
・マジでつらかったのは、マリンスタジアムを後にしてからの駅までの移動と、その後の電車での帰宅。死亡しますた(髑髏)。