[book]

朝、電車の中で、小沢征爾「ボクの音楽武者修行」読む。この本を読むのはもう5,6回目になるのだが、何度読んでも、その読んでいる最中にいいヴァイブを得られてよい。内容としては、若かりし小沢征爾が日の丸を掲げたスクーターと共に海外へ行って、指揮のコンクールを幾つも受けて次第に世界中に認知されていく過程を、本人が綴っていくエッセイ。なのだが、シンプルな言葉遣いに、ある種才能に選ばれた人特有の無邪気感というかしなやかに行動できてる様が、まんま描かれていて読後感が非常にいいんだよね。このヴァイブ感は良い音楽を耳にしている時に得られるそれと一緒だと思う。あと、最初に掲載されている写真が、小沢健二と醸し出している雰囲気が全く一緒なのも笑えるな(正しくは小沢健二が似ちゃってるんだけれども)。

ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)

ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)

で、ほどよくページを進めていくと、埼玉県・東岩槻に到着。
仕事でどころか、この地に来るのは生まれて初めてなのだけれども、朝、中学生が黄色いヘルメットを被って自転車通学しているその光景にちょっとしたカルチャーショックを受ける。
夕方、残業もなくさっくりと仕事を終えた後、急いで高円寺に移動してAPE好きT氏と呑む。今日は完全にゴチしてもらった。ご馳走様。