プレーオフ第1ステージ第3戦・日ハム-西武戦観る(TVで)。1,2戦に続いてまたしても白熱した試合展開。震えたね。セギ様の完璧な3ランで日ハム先制。飄々とした面で投げる江尻が1,2回をするりと西武打線をかわしてたので「こりゃイケる」と思ってたら、カブレラに逆転満塁アーチを浴びやがった!! 2ストライクから、あの配球はないだろう!? しかし、あの打った瞬間のカブレラの「どうよ!?」ってな満面の表情が脳裏から離れない。日ハムの二番手、入来が気合の入った熱い投球をするも微妙な判定での押し出し四球もあって西武が追加点を。一方、西武の帆足は調子を上げてきて、日ハムは点取れる気配なし。終盤の西武の継投で誰か一人ぐらい崩れるのを期待しつつも、長田・星野・小野寺がグッジョブしやがる。くそう。そしてついに9回表。西武の守護神さん・豊田登場。「なーんか豊田さん、球が高ーい」と観てたら、木元が打っちゃいましたよ、劇的な起死回生の同点2ランを!! TV観ながら「ヤベえ、ヤベえよ」と繰り返す俺。8回裏から横山を登板させてまだあきらめてない姿勢がこの一発を呼んだんだろうね。しかし凄いな、この試合。とか思ってたらここで野球中継終了。結局この後、9回裏に和田(not勉)が日ハムの小魔人・横山からサヨナラアーチをかましたらしいね。つうか、なんつう試合だ。野球って凄いなってのを再確認させられたね。しかし、このプレーオフ第1ステージの3試合どれもほんとに見ごたえがあった。松坂のふてぶてしい面(ノックアウトご愁傷様)や金村のガラスのエースっぷり(三杉君もびっくり!)*1ミラバルの粘りの投球、小笠原や新庄、フェルナンデスやカブレラもちゃんと自分の役割を果たしてたし。最後負傷交代した赤田のダイビングも見ごたえあったな。そして個々がどうこう以前に、一つ一つのプレーがいちいち見所があって緊張感に満ちた試合として成立してた。で、これがワールドシリーズでも、日本シリーズでも、首位決戦でもなくて、2位と3位の試合だよ。セコい勝ちとか負けなんてことを超えて、感じることがたくさんあって、気分爽快だよ。まあ、最後に打たれた豊田が言った「とにかく最後に勝てればいいんです」ってのも真理だがな。しかし打たれた瞬間の豊田の顔もいい顔してたなあ(そしてがっくりしたうなだれ具合もね)。
・中日・川崎、涙の引退。中日に移籍してからは右肩痛で0勝だったものの、ヤクルト時代の巨人キラーっぷりには幾度となく震えさせられました(巨人びいきとしては)。そのキラーっぷりにはむかつくこともあったけれども、敵ながらあっぱれな投球を全盛期はしてたもんなあ。ほんとにお疲れ様です。あと、最後に古巣・ヤクルトで引退登板と演出した落合監督もグッジョブ。こういった気遣いが今年の竜がセを制した部分もあるんだろうな。そして、今日は1番に座った古田らの三連続三振、そして胴上げにも乾杯*2。そういえばヤクルトもこうした演出に気が利いてるチームだよね。
・巨人・工藤、来期も残留。弱体投手陣リーダーとして来年もがんばってね、おじさん!!

*1:漫画「キャプテン翼」に出てくる心臓病を患ったプレイヤー

*2:しかしヤクルトに関わった投手って伊藤とかもそうだけど、投手生命の最後が似ているパターンが多い気がするのは気のせい?