(TV東京)●「ソロモン流
女優&歌手・夏木マリ特集。
夏木マリに関しては小西康陽氏絡みでの彼女ぐらいしか大まかには知らないですが、クールな側面とホットな側面を併せ持った、手強くも素敵な大人の女性&アーティストだなあ、といった印象をもっております。彼女がプロデュースしたうどん屋が新宿歌舞伎町に5月にopenするらしいので近々行ってみたいな、と思った。
(TBS)●「情熱大陸
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
文筆家としてのリリー・フランキー特集。
自分の中ではリリー・フランキーという存在はイラストレーターとしても、文筆家としても「どちらかといえば好きかな」ぐらいの位置づけなのですが、ほどよくエロでほどよく気の利いたコメントをさらりと言ってくれるあたりは、やはり「にくい」と思わせてくれます。
今日の放送ではリリー・フランキーの多忙な日常の断片を切り取りつつ、ベストセラー「東京タワー」及び、その作品の中で描かれている彼の母親との関係を紹介する、といった内容。ショットバーで若者にサインと一言コメントを書くようにお願いされてTシャツに「大丈夫」とさらりと書くあたりはやはり、にくい!、と思わせてくれました。あと講座の講師で招かれてる際、ある女性が「絵本作家になりたい」と将来の展望を語った際、「明日からでも絵本作家になれます。「絵本作家」と言ってしまえばいいのです」というようなコメントを返したところもこれまた「にくい!」と思わせましたね。まあ、ほんとうはここで彼女の言っている「絵本作家」というのは、自分が「納得もしくは満足いく仕事ができて、かつ生活していける絵本作家」ということなのでしょうけれども。とりあえず「わたしはこうです!!」と言い切るところからスタートすることは多々ありますから、ね。
ところで自分はあの「東京タワー」はまだ未読です。理由はいくつかあるのですが、主だった理由の一つとしてはあの真っ白なカバーの装丁が挙げられます。自分はブックカバーをつけて本を読むタイプではないので、あの真っ白なカバーだと指紋やら汚れがすぐつきそうなので、嫌なのです。文庫で出た際は「東京タワー」という本であるぐらいですから、赤をメインにして白字の装丁で...と願ってやまないのですが、そうするとまた印象が変わってしまうかもね。あと、リリー・フランキーが原稿を手書きで書いてるのが興味深かったな。あれだけ多くのコラムなどを請け負ってるわけだから、てっきり彼はパソコンで原稿仕上げてるタイプかと思っていたのだけれども。ただ彼の文章のリズムから察するに、手書きというのは納得がいく、といえば納得がいった。彼の書く文章や読点の位置とから生まれるリズムというのは、瓢々とはしているけれども"生"っぽいものね。