akeshin2005-03-16

朝、ようやくカジヒデキ「KINGS OF RED STRIPES HK CM Songs graffiti 96-04」を手にする。
で、そのカジCDなんかをi-Podに移したりしてたらあっという間に夕方。
約10年ぶりの来日公演となるR.E.M.@日本武道館を観にいくため、九段下へ。実はR.E.M.に関しては「monster」ぐらいしかまともに聴いたことがなかったのだが*1、今回ちょっとしたことで観にいけることになりまして。で、いろいろ付け焼刃で久々に彼らの音源を聴き直したりしつつ武道館に向ってみたのだけども。そんな瑣末なことしなくても楽しめるただただ素晴らしいライブだった。ステージの演出が武道館だからといって特に派手なわけでもないし、R.E.M.の曲自体も別段革新的なサウンドなわけでもないし、むしろコンパクトにまとまったスタンダードなロック・ナンバーがほとんどなのだが、その上に乗るマイケル・スタイプの声や、メンバーの演奏から鳴らされる音のみでとにかく十二分のパフォーマンスとして完璧に成立していた。プラスして、マイケル・スタイプのなんとも説明しがたい奇妙かつクールなアクションやその存在感がそのまま"ロック"であり、誰にも真似し得ない"表現"として圧倒的であった。ちょっと目から鱗が落ちた、というか久々にただただ「ロックって素晴らしい...」とか思っちまったよ。いい年したロック・スターに完全にお手上げです。

*1:因みに昔某サークルの会報誌に"マイケル・スタイプ"を、"マイケル・スタンプ"と統一してリライトした経験有