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朝から、まるでヤンキースの松井秀喜が思いきり振ったバットで頭を殴られたかのような頭痛が続く。風邪?、ですか、ね? 夕方、以前から楽しみにしていたAll tomorrow's party企画のライブイベント「good dope,good fun」@garageを観るため、下北沢へ。
ライブが始まる数時間前には下北沢に到着したので、築40年の古民家をリノベートしたレトロな佇まいのカフェ「mois cafe（モワカフェ）」でちょっと遅めのランチ&コーヒータイム（というかビールタイム）をとったり、チクテ・ベーカリーに立ち寄ったり（本日はパンは購入せず）、mona recordsやJET SETでレコCDをチェックしたりして、のんびりと穏やかなひとときを過ごす。「最近、茄子おやじ*1行ってないねえ」とか呟いてたら、目の前のカフェではシーナ&ロケッツ夫妻がまったりとお茶していたりした。さすがはバンドの街・下北沢。ビレッジ・ヴァンガードで本やら雑貨を物色した後、disc unionに移動。ぼーっとCDを眺めてたらcruyffユウスケさんが颯爽と登場。さすがはバンドの街・下北沢。数日前に目をつけてたというkillersのremixアナログを無事にゲットしつつ、JET SETの方へ向かっていった。
p.m5:30過ぎ、スープ・カレー屋「magic spice」でちょっと早めの夕食。スパイスの辛さはこの日一緒に食べた面子の中では一番辛いランクの「涅槃」にしてみたが、まあコレぐらいならもうちょっと刺激強くてもイケるね*2。まあスパイスの辛さ=スープ・カレーの美味さ、とは言い切れないのでアレだが、ここのスープ・カレー自体、クセになる味でまた食べにきたくなる味であった。
で、お腹を満たした後、いよいよgarageへ。到着した時は、この日2番目の出番であったsalt water taffyのライブがちょうど始まる頃であった。実は「タフィ大好き!!」を豪語しつつ、アケシンがタフィのライブを観るのは相当久しぶり。そんなこともあって、この日のセットリストだと、アケシン的には耳に馴染みのない曲の方が多かったのだが*3、そんなこと全然関係なく、やっぱタフィはいいバンドなのであった。irisさんのすっきり甘い声であったり、曲は凄くキュートでポップなのに悪戯っぽくラウドにギターが鳴らされたり、アティチュードとして変にベタベタしてなかったり、全てがアケシンのストライクゾーンど真ん中なのであった。なので言わせてもらう。タフィ、大好き!!
で、この日のイベントにDJとして参加していたyosiharumのDJを耳にしつつ、次のmashを観る。正直なところ、mashはいいとか悪いとか抜きにしてアケシン的に「好きそうな要素がたくさんあるんだけど、惜しいんだけどちょっと違う!!」てなバンドで、この日観た印象もやはり同じだったかなあ。でもvocal&guitar・鈴木さんの「夢見がちなまどろみ青年の気概爆発」なギターの弾きっぷりはなかなかグッとクるモンがありました。
そしてこの日最後の出番であったAll tomorrow's party。love love strawの頃から含めて何度か彼らのliveは観てたんだけど、この日のliveは自分的には相当キターーーーーーーーーーーー!!って感じがあった。実際のところ、プロジェクター面でのトラブルがあったり、体調が微妙なのかなとか気になるところもあったのだが、そういった些細なところを超えてキましたよ、ぶっちゃけていうと。なんていうんだろうな、例えばメンバーがAll tomorrow's partyのサイトとかでpick upしているアーティストや音楽、映画、それに対するコメントとかを伺っていると、"彼（ら）の頭の中で鳴っている音楽や綴られる言葉=理想系"が、実際に音を鳴らしたり、言葉を綴った時に、その理想系に対してどうしても距離というかズレがあるのかなー、というまどろこしさが今まで感じられて仕方なかったのであるが。この日聴いた曲や演奏を観てると、その彼（ら）の中での理想系とのズレがだいぶなくなってきてるんじゃないか、と思えたのである。だからそのズレのなさによって鳴らされたATPの"rock"で"tough"で"sexy"、かつ"pliant"なliveは、それだけ強さに満ちたものになったのではないかな、と。十二分に魅了されつつ、そう思ったのであった。そしてベースのASANO氏の人間味丸出しのMCもいいスパイスであったことも付け加えておかねばなるまい。
all tomorrow's party→http://www.alltomorrowsparty.com/
mash→http://www5d.biglobe.ne.jp/~mash/
salt water taffy→http://www.onlyfeedback.net/
