akeshin2005-02-27

思いのほか晴れた休日。眠気をおさえつつ、昼過ぎに池尻へ出向く。今日、めざす目的地は旧池尻中学校。といっても別にアケシンは池尻中学校出身、ということではないのであしからず。
現在は廃校となっている旧池尻中学校は、今、その空間をクリエイターらに貸し出してさまざまな人たちのコミュニケーションの場として活用する「世田谷ものづくり学校」として再利用されている。つまり、ニーズをなくした物件に手を加えて、その物件を再生させる"リノベーション"というものですね。この「世田谷ものづくり学校」に関してはインテリアショップ「IDEE」の「IDEE R-project」が主導している模様。
で、一つ一つの教室がアトリエやギャラリー、カフェとして開放されていたりする。で、アケシン的にはそのギャラリーの一つ「スノードーム美術館」がちょっと気になっていたので、立ち寄ってみたく思っていたわけだ。受付を軽く済ませ、入館する。白いソファが並んでいるちょっとしたラウンジ感たっぷりなエントランススペースを抜けると、廊下や階段、水道などがこの校舎がかつて機能していた時そのままの姿で保たれていて、ちょっと懐かしい気分にさせてくれる。テキスタイルやグラフィックなどのデザインを手がける有田昌史氏のアトリエスペースを覗き見つつ、そこを通り過ぎて、まずは目的地であったスノードーム美術館の前へ。すると...。なんと閉まっていた...(苦笑)。早くも目的達成に頓挫してしまったわけだが、ガラス越しにいくつかのスノードームや、スノードームに関連した本をながめてみる。だがしかし...、ちょっとがっかりだ。
その後、気を取り直して切り絵が展示されていたギャラリーなどを堪能しつつ、校舎の3Fへ。開放されていた教室に入ってみると「こんなに教室って小さかったっけ...?」と不思議な感覚におちいった。これはつまりは単純に自分が大きくなったってことなのだろうけれども。2,3Fは主にクリエイターの事務所などが多く、そんなに見るべきところが多いわけではなかったが、雑誌「みづゑ」のワークショップがあったりして、そこでは小さな子供や「みづゑ」のクリエーターさん、それにおばあちゃんらの楽しげな声がたくさん溢れていて、それが教室の窓から入ってくる暖かな光と相まって、とても穏やかな空気を醸し出していた。で、そんな中、展示されている本のページをゆっくり一ページ一ページめくってみたり。その「みづゑ教室」を出た後、廊下に設置されている自販機の中で売られているミネラルウォーターをチェックしたりしつつ*1、エントランススペースに戻り、校舎を後にする。この日は目立ってこれという企画はなかったのだけれど、日によっては本づくりや雑貨づくりなどの講座も開かれているので、時間に余裕のある時、今ココをみている皆さんもサイト(http://www.r-school.net)でチェックして訪れてみるといいんじゃないかな、と思います。入館は無料だし、ちょっとした散策ルートに加えてみるのは積極的に有りか、と。
で、旧池尻中学校を出た後は、そのすぐ近くにあるアンティークなカフェで軽く食事しつつ、体内にビールを補給。これでまったりと元気回復。で渋谷に出てレコード屋なんかをうろうろしつつ*2、ラーメン屋で夕食+ここでもまたビール補給。気分よくふらふらしつつ帰宅。

*1:ミネラルウォーターの品揃えが豊富なんです

*2:10枚近く欲しいCDがあったが全て最終的に保留、最近財布の紐はきつく締めてるのだ